【東松島市】江戸時代以前の湿地の姿に。特別名勝松島《大浜田湿地》へ行ってきました
宮城県東松島市の宮戸島に新たに整備された特別名勝松島「大浜田湿地」へ行ってきました!
《大浜田湿地》は、特別名勝松島の風致景観を生かし、 自然観察・環境学習の場、自然との交流の場として活用することを目的にして平成30年度から整備を進め、この度、工事完成に至ったそうです。
大浜田湿地を整備するにあたり、土を掘り起こしたところ縄文時代の砂があらわになり、貝殻がいくつも落ちていて、この場所が以前海だったことが分かったそうです。
縄文時代には海、そして徐々に湿地となり、江戸時代以降は水田として利用されてきました。東日本大震災で津波が押し寄せ、水田は水没。田んぼとして土地を利用することが出来なくなりました。この場所を江戸時代以前の湿地の姿に戻すことで、環境学習をする場として活用しようと整備されたそうです。
看板には、SDGsの17目標の、4「質の高い教育をみんなに」と15「陸の豊かさも守ろう」のマークが掲げられています。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
周辺ではヒメバイカモやミズアオイなどの希少な植物も確認され、数年後には本来の湿地の姿に戻ることが期待されています。これから美しく発展していく場所だと感じます。
校外授業でしょうか。小学生らしき団体さんが来ていました。歴史を学び、また美しい自然を守ることの大切さを感じる場所です。ぜひ、訪れてみてください。
《大浜田湿地》の地図はこちら↓